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アンジュルム コンサートツアー2017春 ~変わるもの 変わらないもの~ 日本武道館公演観戦記

アンジュルム コンサートツアー2017春 ~変わるもの 変わらないもの~
5月15日(月)日本武道館

▼はじめに

アンジュルム日本武道館公演に行ってきました。誰の卒業もない普通の武道館が嬉しかったし、本当に楽しかったです。

ツイッターにもあげましたが、武道館正面に飾られた公演名の題字は竹内朱莉先生の手によるものです!

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 今回、メンバーもリリイベ時から散々口にしていた集客についてですが、結果的にはそれなりの形となりました。とかくアンチは行きもしないでガラガラと言いたがりますが、実際に行った人からすればそうでなかったことがわかると思います。確かに2階席最上部にはお客を入れませんでしたが、その他はバランスよく埋まっておりました。とりあえず見栄えの悪い状態にはならないで済みましたよ。最後のMCであやちょが言ってましたが、当日券が200枚以上売れたそうです。それを聞いてタケちゃんがビックリしてました(ちょっと涙ぐんでた?)。オリコン等情報サイトを見ると、発表は6500人となっているみたいですね。正直、自分もメンバーが客入りのことを口にするのはあんまり好きじゃないんですが、今回ばかりは事前にメンバーが色々言ったからこそ埋まった、というのはあると思います。

自分の座席はアリーナのB3ブロックでした。思ったよりセンターステージが近くて、なかなか悪くない位置でした。ここ最近の武道館はいつも天空席だったからな……。スマの初武道館以来のアリーナだったんですよ。そういえば当日券でアリーナCブロックが出たとのことですが、前売りでスタンド席だった人には本当にお気の毒でしたとしか言えません。いや、スタンド席の方が見やすいよね!

 

OA つばきファクトリー 初恋サンライズ

一応オープニングアクトのつばきにもサラッと触れておくと、なんていうかメンバーが自信に満ち溢れてる感じでした。スタートで苦労した分、グループが上昇気流に乗った今、メンバーみんな楽しそうです(逆に今はこぶしが心配だ……)。オタもみんな楽しそうにサンライズジャンプやってました。

 

そして本編のアンジュルムです。

アンジュルム コンサートツアー2017春 ~変わるもの 変わらないもの~ 日本武道館セットリスト>
M1 I 無双 Strong!
M2 愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためにすべて退化してきた人間
M3 愛さえあればなんにもいらない
M4 涙は蝶に変わる
M5 ぁまのじゃく
M6 ◯◯ がんばらなくてもええねんで!!
M7 魔女ッ子メグちゃん
M8 ショートカット
MC(一人ずつリレー式のメンバー紹介)
M9 恋ならとっくに始まってる
M10 糸島Distance
M11 乙女の逆襲
M12 忘れてあげる
VTR
M13 ミステリーナイト
M14 さよなら さよなら さよなら
M15 嗚呼 すすきの
M16 同じ時給で働く友達の美人ママ
M17 有頂天LOVE
MC(和田竹内佐々木上國料→中西勝田室田笠原)
M18 大器晩成
M19 次々続々
M20 ドンデンガエシ
M21 出すぎた杭は打たれない
アンコール
EN1 私の心
MC
EN2 ナミダイロノケツイ
EN3 友よ 

 ▼セトリについて

セトリはネットから拾ったものです。基本的にライブ中はメモとか取らないので。というか、メモを取る人って、よく冷静に見ていられますよね。自分は目の前の出来事に心を奪われて、視界外の出来事に気づかないことが多いです。最近はかみこの笑顔に心奪われて、ライブ後は細かいことまでよく覚えてないや。いや、推しはタケちゃんなんですけどね(苦笑)

セトリはホールツアーの内容から少し変更がありました。「スマイル美人」「パン屋さん」「良い奴」が消えて、新曲3曲と「がんばらなくてもええねんで」「すすきの」「有頂天」か増えました。セトリの良し悪しについては人それぞれとしか言えませんが、なんかみんな贅沢ですよねぇ。ちょっとやらないと「封印した」とか勝手に先走るし、やればやったで「もう飽きた」とか言うし。自分は何が来ても楽しめるけどなぁ。たとえ何回同じ曲をやっても、ライブという上ではまったく同じパフォーマンスは存在しないと思うんですよね。この辺の感覚はプロレスファンとして培われた部分ですけど。あとはまあ、自分がチョロいオタだという自覚は十二分にあります(笑) 個人的には8人でスタンドマイクとステッキを揃えた「がんばらなくてもええねんで」が楽しかったな! また「すすきの」のイントロが流れた瞬間、前の席の女オタが凄く喜んでたのがとても印象的でした。そう、今回も凄く女子オタが多かった。

新曲の3曲ですが、「愛さえあればなんにもいらない」はミドルテンポの曲で、途中で転調してワルツが入ります(「乙女の逆襲」と違って歌詞あり)。音楽的素養のない凡オタなんで説明が難しい。何度か聞かないとダメだね。

愛踊祭の課題曲となる「魔女ッ子メグちゃん」は、前回の「サリー」が3期フューチャー曲だったのに対し、今回はかっさー曲。自分はいい年したおっさんなんで、原曲が体に染み込んでます(苦笑) これまた音楽的素養のない凡オタからすると、アレンジがどうこうとか説明できないんですが、なによりも「ふたつの胸のふくらみは なんでもできる証拠なの」と歌うかっさーにすべて持っていかれました(笑)

そしてラス前にやった「ナミダイロノケツイ」。むろ、りかこ、かみこの3人がメインボーカルで、他のメンバーはコンテンポラリーダンス。最初「これ、あいあいへのお別れの曲?……」と思ったんですが、そのまま聞いていると「会いたい」「離れてもっと好きになる」「この場を守る」「待っている」という歌詞が聞こえてきて、思わず泣きそうになりました。周りを見るとサイを2本持ちしてる人は1本を緑にしたりして、会場に緑色のサイリウムがどんどん増えていきました。曲もメンバーの心情を表すような、優しいスローバラードでした。この時のかみこの天使っぷりが凄くて(衣装も白かったし)、ビジョンに映るかみこのアップに気を取られて、正直コンテンポラリーダンスをあんまり見ていませんでした(苦笑) あと、りかこパートで声が裏返っちゃって、つい顔に出ちゃうりかこが可愛かったです。収録的には困るんだろうけどね。

▼MCについて

現場では全部覚えられなかったので、ネットにあった情報を整理して補完したものです。

「ショートカット」後のリレー式メンバー紹介
お題「私の小さなポリシー」
●あやちょ
 大きな会場でもいつも通りの髪型する。
 新しい髪型にすると気をとられて、いつも通りのパフォーマンスができないから。
●かっさー
 家に蜘蛛が出ても駆除しないで家族のように扱う。最近出た蜘蛛にレオナルドと名付けた。
 今日はレオナルドのことを思ってパフォーマンスします。
●りかこ
 家族への感謝の気持ちを忘れないようにしている。
 いつも感謝していますありがとー!
●タケ
 貯金をしている。将来のために今から貯めておきたい。
 でもすぐに下ろしちゃうからそんなに貯まっていない。
 これからはちゃんと貯めます。
●かななん
 東京では標準語、大阪では関西弁と使い分けている。
 東京で大阪弁を使うのは特別な日。まいど、おおきに!
●むろたん
 歯を磨く時は全体に歯磨き粉をつける。
 始めから全体につけておけば後から足さなくていいから。
 今日も歯を磨いたぞー!
●かみこ
 新しい物を買うときは他の人の意見を聞いてから買う。
 他のメンバーの化粧品を参考にしている。
 (むろたんが使っている)洗顔用品を真似しました。
●りなぷー
 なるべく人生を疲れないように心がけている。
 物を落としても誰かが拾ってくれるのを待つ。待つことを悟られないように工夫している。
 これからも誰かが拾ってくれるのを待っていたい思います。

▼自分の印象に残ったところ

今回はとにかく、かっさーが凄く可愛かったです。最近のかっさーを見たことがある人ならわかると思うんですが、ただ単にルックスが可愛いというだけのことではなく、やることや言うことがいちいち面白いし、表現力も凄く上がってきたし、何より心から楽しんでいるのが伝わってきます。最後のMCで、絞り出すように言った「アンジュルムに入れて本当に良かったです!」という言葉は、自分たちオタの心にも染み入りました。こちらこそかっさーが入ってくれて本当に良かったです。

ていうかね、最後のMCの流れが本当に最高だったんですよ。

アンジュルムに入れて本当に良かったです!」かっさー泣く
 ↓
「楽しかったです、はい。えー(なんて言っていいのかわからなくなる)」かみこ泣く
 ↓
「今回のツアー泣いてないんですよ。もう大人ですからね」りかこ泣く
 ↓
「8人だったけど心は9人です」むろたん泣く
 ↓
りなぷー「え~、泣かないですよ?」 オタ「えー」

その後も、かななんが昔はメンバー見て踊るとスタッフさんに怒られるので、フリコピしているオタを見ていた、という(これはこれで衝撃の)発言の時、

かななん「みなさん凄くフリコピできてますよね」
りなぷー「できてないよ」

と一刀両断するところもさすがだった(笑) そのりなぷー、今回のツアーは衣装会議にも参加させてもらったとのこと。これからも得意分野を伸ばしていって欲しいですね。りなぷーこそ唯一無二の存在です。

あ、もちろん我らがタケちゃんも凄かったですよ。歌でもダンスにも、とにかく頼もしいの一言につきます。MCでは「前は話す内容を事前に考えていたけど、今は特に考えずに言いたいことを素直に言えるようになった」とも言っていました。そういえば最後の銀テープを打ち出す演出の時に、本気で驚いていた姿も可愛かったな。メンバーは知らされてなかったのかな?

▼最後に 

アンジュルムが武道館でツアーファイナル 和田彩花「スマイレージとアンジュルムは別のものだと考えてました」 | GirlsNews

GirlsNewsより転載

リーダーの和田彩花さんは、「私は最初からスマイレージのメンバーだったので、アンジュルムになってからもずっと、スマイレージアンジュルムは別のものだと考えてました。だから、アンジェルムなのにスマイレージの曲をやって盛り上がっても素直に喜べなくて、“えっ、なんでだろう? 今はアンジュルムなのに”と思ってました。でも、このツアーを通して改めて考えてみて、どの時代もどの時期もグループに対する大好きだという気持ちや、いろんなことをやりたいという私の気持ちはずっと変わってないと思いました。そして、大好きだからこそどんどん変わっていきたいし、いろんなパフォーマンスも出来るようになりたいです。このツアーは、そんな部分が私の“変わるもの 変わらないもの”だったと思います」と語った。 

 

上記のようなあやちょのMCを聞いて、前半部分は自分も少し複雑な気持ちでした。前述したように自分は何が来ても楽しめるチョロいオタだという自負はありますが、それはスマイレージアンジュルムが確実に地続きだからです。その変化を楽しんでいるからです。アンジュルムは、アンジュルムだけの要素でアンジュルム足り得ているわけではありません(言い方あってるか?)。ベースにスマイレージというものがあり、それに新しいものが加わったからこそアンジュルムとして成り立っていると思うんですよ。また、変化がないのは退化と同じ、なんてこともいいますし、これからも色々と変わっていくと思います。でもその中で、自分にとって大事なものが「変わらないもの」であり続けるならば、自分はずっとアンジュルムを応援し続けていくことでしょう。